ビジネスの成長に企業理念が必要な理由|「創業期から本当に必要?」その疑問に答えます

ビジネスの成長に企業理念が必要な理由|「創業期から本当に必要?」その疑問に答えます

創業期や事業の拡大期にある企業では、「やるべきことに追われているうちに、気づいたら事業が拡大していた」というケースも多いのではないでしょうか。

しかし、事業を安定して成長させ、さらに拡大させるには、長期的な視点も必要です。 この記事では、ビジネスを成長させるために必要な企業理念の存在について解説します。忙しくても手が回らないときの解決策についても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ビジネスの成長に企業理念は必要?

企業理念は、ビジネスの成長を支える大切な要素の一つです。企業理念は、経営の意思決定や、組織の結束、ブランド価値向上を後押しするためです。

ここでは、企業理念がどのようにビジネスの成長を後押しするのか、その理由を解説します。

成長戦略が定まり、経営判断がスムーズになる

企業理念があると、経営の方向性や事業戦略が明確になります。加えて、理念を軸にビジネスを進めると、短期的な市場の変化に惑わされず、自社の強みを活かした成長戦略を描きやすくなるというメリットがあります。

組織の結束力が高まり、成長を後押しする

ビジネスの成長は、従業員のパフォーマンスによって大きく左右されます。ただし、組織として長期的に成長するためには、各自の行動が企業の価値観に合っており、企業の目標に向かっていることが重要です。その柱となるのが、企業理念です。それが、ビジネスの成長に企業理念が必要な理由です。

また、企業理念があるとそれに共感する人材が集まりやすくなるため、組織のまとまりが強化されるというメリットもあります。

価格ではなく価値で、選ばれるブランドになる

企業の究極の目標は、指名買いしてもらうことです。指名買いとは、「○○が欲しい」ではなく、「この企業の○○が欲しい」と選ばれることをいいます。指名買いされるブランドは競合と比較されることがなく、価格競争に巻き込まれることもないため、クオリティの高い商品や高い価値を提供し続けられるというメリットがあります。

ブランドの価値を高め、選ばれる存在になるためには、商品や従業員の行動、プロモーションなどのすべてが一貫していることが重要です。その一貫性を生み出す基盤となるのが、企業理念です。

関連記事:企業理念とは?目的や使われ方、経営理念との違いを解説

創業時のビジネスの成長に企業理念は必要?

ビジネスの成長に企業理念が必要な理由|「創業期から本当に必要?」その疑問に答えます-2

創業期の企業がぶつかりやすい壁とは

ビジネスの成長に企業理念が必要な理由|「創業期から本当に必要?」その疑問に答えます-3

創業期の企業は、事業の立ち上げや資金繰り、顧客獲得などに追われる中で、当初掲げた目標を見失って迷走してしまうことがあります。これは、目の前の緊急の仕事に追われているうちに、「何が重要か」という視点を失ってしまうためです。

これは、ビジネスでよく用いられるマトリクスです。特に創業期は忙しいため、「緊急な仕事」に追われてしまい、「緊急ではないが重要な仕事(第2象限)」 を後回しにしがちです。しかし、長期的な視点で考えると、ビジネスを成長させるには「重要度」で事業を進めることが不可欠です。

創業期のビジネスの成長に企業理念が果たす役割

企業理念は、事業の迷走を避け、最短の時間でビジネスを成長させるために重要な役割を果たします。企業理念があることで、経営者や従業員の行動基準が明確になり、「ビジネスにとっての重要度」を意識した意思決定が可能になるからです。

たとえば、従業員が「どの顧客層にアプローチするか」「どの案件を優先すべきか」といった判断を迫られる場面でも、企業の目標や価値観が明確であれば、目の前の「契約の取りやすさ」ではなく「長期的な成長」を優先して選択できるようになります。従業員のパフォーマンスが向上し、ビジネスの成長の加速にもつながるでしょう。

創業期に企業理念を定めるメリット

創業まもない企業や、組織がまだできあがっていない企業では、現場の裁量が大きく、権限を与えて事業を進めることも多いのではないでしょうか。そのような創業期の企業にこそ重要なのが、企業理念です。 企業理念が明確であれば、経営者がすべての判断を下さなくても、現場の従業員が企業の価値観に基づいて適切な判断を行いやすくなります。結果、意思決定のスピードが上がり、成長の加速につながります。

「企業理念をつくりたい」「でも時間がない」そんな時は…

企業理念は、緊急ではないものの、ビジネスの成長にとっては重要です。これは、上述のマトリクスでいう「第2象限(緊急ではないが重要なこと)」にあたります。

しかし、「わかってはいるけれど忙しい」というのが実情かもしれません。その場合は、専門家に外注するのも一つの方法です。外部の視点を取り入れることで、創業時の思いや目標が整理され、自社の強みや価値観をより的確に言語化できるというメリットもあります。

まとめ

この記事では、特に創業期の企業において、ビジネスの成長のために企業理念が重要な理由を解説しました。

  • ● ビジネスの成長に企業理念は必要?
  • ● 創業時のビジネスの成長に企業理念は必要?
  • ● 「企業理念をつくりたい」「でも時間がない」そんな時は…

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