ブランディングに関するごきげんコラム

GravityOneのスピリッツを代表するキャラクター「おたぬき」がご提供するコラムです。

ごきげんコラム?
おたぬき?

つれづれなるままに ~ビバ!アニメマンガマインド~

2005/8/29

今回は本職はひとやすみ、趣味のお話を。

何かの雑誌で日本人の何十分かの一はガンダムオタクだと言ってましたが、間違ってないと思います。そしておたぬきはしっかりその一員です。そんなで、一ヶ月ほど前に劇場公開されたZガンダムの新訳版は、それはそれは楽しみで、うきうきと前売り券を買いに行ったものでございます。

まあそれはさておき、アニメやマンガは、戦後の日本人を形成している要素の一つだと思います。こう書くと何だか難しげですが、ほとんどの人が多かれ少なかれ影響を受けている。「アニメマンガマインド」が日本人にはその成長の過程で備わると思うのです。それはとても自然なもので、発想の原点といいますか、例えば日本人の名前なのに西洋人の要素(瞳や髪の色)なのは、ほんとは不自然なんだけど、見ていて何の不自然さも感じないじゃないですか?このこと。不思議さを感じないことが既にその人にアニメマンガマインドがあるということなんです。

アニメとマンガ超先進国日本では、次世代を担うコンテンツ産業だと認識されてから、政府はその推奨に取り組みまくってます。コンテンツを創り出すだけでなく、国際競争力のあるプロデューサーや技術開発者、技術教育者などを教育の最高機関である大学で生み出す動きなどもその一環でしょう。韓国や台湾など、海外でも国をあげて力を入れられていて、この文化がいよいよ国際的なものとなるんだなーと感じます。

日本は名実共にこの文化では頭一つどころじゃないくらい優位に立っていると言われますが、その理由は、ノウハウや豊富なコンテンツだけでなく、日本人のアニメマンガマインドじゃあないかと思うんです。土壌があるというか、社会そのものにそのマインドが既得しているなんて他にはちょっとない。それはこの産業においての強みでもあるし、それ以外の産業や文化の発展に対してもとても有効な日本の資産でないかなぁと思います。

ところで、日本のアニメって、独特ですよね。
もちろん日本のアニメ全てがそうだとはいうことではないですが、代表するものの特徴として、答えがないというか、正義が勝つではないんです。スーパーマンもバッドマンも正義のために戦うヒーローで、その対象は自分の国。わかりやすくて、思わずやったー!とか叫んでしまう。見終わるころには愛国心がむくむくと沸いてくる。でも、日本のアニメは、日本が拠点ではあるけれど対象が人類。秩序は存在するが、絶対的な正義がなかったりする。

日本のアニメの原点である鉄腕アトム、人間の持ってる強さ弱さをロボットのアトムがつきつける。ロボットを使った悪事や人間そのものへメッセージ(アンチテーゼ)になってるんですよね。ロボット対人間じゃなく悪対悪、つまり人間がもってる悪と対決、人間誰でも過ちを起こす、だから善悪でははかれないということ。これって禅や仏教の世界に通じる。素直な純真な目で正すロボットのアトムに心を奪われるのは、慈悲の心があるからだろう。ガンダムの世界は人類そのものの縮図のようだ。

そんな世界観を描けるというのが日本のアニメのすごさであり、奥深さであり、影響を受けた原因なんだろうと、本職はお休みといいつつちょびっと職業的な見方をしてしまったおたぬきでした。



フォントという職人技

2005/8/29

明朝やゴシックなどおなじみのフォントから、デザイナー向けの専門性の高いわくわくフォント(命名:おたぬき)まで数え切れないフォントがあります。
おたぬきはフォントが大好きです。コンピューターを使い出した若葉な頃はもちろん、多少経験を積んだ今でも、新しいフォントが入るとどんなんだ?と自分の名前や好きなフレーズなどを打ち込んではおおお~と楽しんでいます。

少し前のことです。人づてに聞いたお話ですが、フォントについて一言申し上げたいとこがありました。
とあるデザイナーさんがフォントの長さが少し足りないので、「じゃあ伸ばせばいいや♪」と安直に縦に伸ばしてみたと。
これはいけませんな!

フォントというのはそれ自体が既に完成された、つまりデザインされたものだと思うのです。フォントを作るデザイナーさんがあらゆることに配慮し生み出したデザイン、いわば、フォントという職人技なのです。それを私たちグラフィックデザイナーはロゴやパッケージをデザインする際に使用します。既にデザインされた完成品ですから、それを変えることはしてはいけません。
ここでの変えるというのは、前段にあるような、長さが足りないからじゃあ伸ばそうなどという安易でええかげんなことを指します。グラフィックデザインにおいて、デザインにフォントを使用する時、施すデザインの中でそのフォントが一番美しいように配置することが仕事です。フォントを変えること、ましてや創ることではありません。そのフォントが持つ魅力を最大限にデザインで活かすためにフォントをいじったりします。行いだけみれば変えているととれますが、同じ変えるでも明らかに意味が違います。前者はフォントという完成されたデザインへの冒涜、後者は尊敬の念なのです。

ジャンルは違いますが、似てるな~とはと思ったことをあげてみます。
曲のアレンジです。
スタンダードと呼ばれる曲で想像していただけるとイメージしやすいと思います。ある曲を歌い手がさまざまな解釈で歌ったり、メロディーの調子がジャズやロックに変化が加えられてたり、さまざまなアレンジがなされます。アレンジが加わったその曲は、一つの創作物として存在はしますが、原曲があるからこそ活きると思います。
ちなみにおたぬきのお気に入りは、唱歌「さくら」が原曲の平井康三郎氏の幻想曲「さくらさくら」、とJR東海のそうだ、京都へ行こう!のCMで使用されている映画サウンド・オブ・ミュージックの「My Favorite Things」。2曲とも、原曲を蔑ろにせず、新しい創作として素晴らしい曲だと思います。

いずれにせよ、敬意をもつということが大切だと思います。それがあればええかげんなことは決してできませんもの。


夏のお見舞い申し上げます。

2005/8/11


ひだるさを うなずきあひいぬ 百合の花

暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでございましょうか。
いつも格別のお引き立てにあずかり、誠にありがとうございます。
今後共なお一層ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。


追記:
7月は全く姿を見せられずで大変失礼いたしました。
おたぬきさん生きてますか?とご心配くださったみなさま、本当にありがとうございました。
8月はおたぬき強化月間で参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。


(夏風邪が流行っております。お気をつけを!)
(いよいよ夏休みですね。素敵な休暇をお過ごしください)

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